イーストでは、これまでの商業施設運営でのノウハウを活かし、地方創生・活性化に関わる業務を拡大して参りました。今後は商業施設も地域と一体となった「まちづくり」が必要になると考え、行政や自治体の皆さまも巻き込み、地域社会に貢献して参ります。
私たちはお客様の「伴走者」となり、共に課題と向き合い、その先にいる生活者・消費者を笑顔にするパートナーとなります。
地域および自治体のニーズは幅広く、短期間で実績を出して地域の皆さまに引き継いで自走していただくためには、実現の可否が曖昧で難しい言葉や複雑な業務を残すようなコンサルティングではなく、事業の目的を見失わず、希望される着地点に到達させるためのプロデュースが大切だと私たちは考えております。
イーストは、自治体および地域の皆様とのコミュニケーションを密に行い、皆さまと同じ目線で課題の解決に努めます。
名古屋、栄の中核ビルの賑わいをつくり、 フロアやテナントの価値を創造する
■地方自治体と連携したイベントフロア企画
全国各地の観光・産業情報を発信する全国物産観光センターが入居するフロアには、15の道県庁が事務所を構えており、フロアの設計サポートおよびイベントスペースを活用した催事企画・運営を行っています。
■テナントの企画・運営
全国の道県庁と連携したアンテナショップを企画し、各地域の物産品の販売、またメニューを提供するキッチン店舗を運営しております。
唐津市の「食と器」をテーマにした 首都圏PRイベント事業
首都圏の商業施設やWEBメディアと連携したPR活動を行うことにより、佐賀県唐津市の産品、自然、歴史、文化、ひと等の魅力を発信。市の認知度向上やイメージアップを図るとともに、関係人口を創出し唐津産品の販路拡大につなげるイベントを実施しました。
名古屋コーチンの消費拡大と普及事業
名古屋コーチンは「なごやめし」に数えられている通り重要な地域資源である一方、一度も食べたことがない消費者が多いため、名古屋市民のみならず全国に向けての認知拡大および消費拡大を図り、名古屋コーチン業界の持続的な発展に向けた事業を実施しました。
福岡県アンテナレストランを 活用した地域の魅力発信フェア事業
福岡の「食」を軸に、伝統工芸、物産、観光、歴史、文化などを加えた地域ごとの特色を総合的にPR するフェアを東京のアンテナレストランを活用して開催することで、福岡県の多彩な魅力を発信し、首都圏在住者に対して福岡県への興味・関心を高めました。
京都館プロジェクト2020
自治体のアンテナショップの先駆け的存在である京都市のアンテナショップ・京都館。現在、移転再開を目指す京都館では、京都の地域経済や伝統文化に寄与する各種プロジェクトを官民連携で進めています。企画段階から新たな京都館の在り方や立地について、京都市と関係者、さらにクリエイターや専門事業者、そして多くの京都ファンを巻き込むオープン・イノベーション形式で構想をサポート。京都の伝統工芸についても今後の新展開についてディスカッションを行い、さまざまなプロジェクトを展開しています。
琉球列島周遊ルート商品造成および情報発信事業
観光庁認定の広域観光周遊ルートのひとつである「Be.Okiniwa琉球列島周遊ルート」を造成するため、列島周遊モニターツアーを実施。その結果より旅行商品を構築し、情報訴求のためのWEBサイト「Be.Okinawa Island Link」を制作。このサイトの役割は、ルートを紹介することだけではなく、「どんな魅力が・どこにあって・どのように行くことができるのか、を利用者が理解できること」をコンセプトに、内閣府沖縄総合事務局と沖縄県庁の共同事業で継続的な商品開発を進めるとともに情報発信を行ってまいります。
菊鹿ワイナリーブランディング業務
熊本県山鹿市菊鹿町相良地区、国の特別天然記念物に指定されているアイラトビカズラの自生地近くの農地跡約4.8haで開発が進む「菊鹿ワイナリー構想」の新規開業をサポート。「菊鹿ワイナリー構想」は、山鹿市と熊本ワイン、山鹿市菊鹿町相良地区で、熊本ワインの「菊鹿」シリーズのブランド力を最大に活かした農業振興と新たな観光拠点化を目指したプロジェクト。同地区でワイン醸造所や地産品ショップ、販売型施設、観光連携施設など包括的にプロデュースしています。
訪日外国人旅行者向けマナー動画作成による効果検証事業
沖縄県を訪れる訪日外国人観光客の増加に伴い、諸外国と日本のマナーの違いにより施設や地元住民が混乱する事例も増加。そこで、主要9項目のマナーについて多言語のアニメーション動画を制作しました。空港や港でのモニター放映をはじめ、観光協会、商業施設、ドラッグストアなどの各事業者に動画DVDを配布し、各所で改善を図る取り組みを実施。また、マナー動画の放映が日本初であったため、放映後の効果検証を実施し、他県展開時の参考事例としてゆきます。
観光戦略推進業務
福岡県田川郡添田町の観光戦略推進業務をサポート。添田町の観光資源を活用した滞在型の「稼ぐ観光」を実現するため、組織設立(DMOそえだ)を念頭に置いた委託業務。着地型観光商品の開発、観光WEBサイト制作、添田町観光施設の活用などを支援。また、1泊2日の添田町モニターツアーを開催し、旅において重要となる「食」というコンテンツのポテンシャルを探るとともに、継続的に運用していくための現地での協力者を募ることを目的としました。
観光インバウンド社会実験実施業務
成田空港からほど近い千葉県香取市。情緒豊かな街並みの中に古民家を改装した宿が開業するなど、観光振興が進む同所にて、インバウンドの実証実験としてフランスや中国など5カ国の方を招待し、モニターツアーを実施しました。ツアー参加者には、古い町並みが続く景観や食事、グランピングなどのアクティビティが好評で、それらの意見を参考にインバウンド対策のプランニングを行っております。その後、訪日外国人向けにコンパクトサイズのパンフレットを作成。
外国人観光客ニーズ調査およびプロモーションプラン提案事業
宮崎県との定期航空路線を有する国・地域(韓国、台湾、香港)と我が国の訪日外客数トップの中国からの更なる誘客を図ることを目的に、各市場に対しニーズ調査を行い、初めて、または何度も訪れてもらえるためのプロモーションの構築に資するプランニングを実施。海外におけるターゲットへのウェブ調査に加え、九州の空港でアンケート調査を実施し、調査結果を踏まえ、宮崎県がターゲット国の訪日観光客を誘客するためのプロモーションプランを策定しました。
地域資源を活用した博多部エリア観光モデル事業
福岡市では、近年の外国人観光客増加等を契機として、地域の特性や地域資源を最大限活かし、インバウンド需要を地域に取り込んで行くことを目指して、エリア観光の推進に取り組んでおります。エリア観光推進のモデル事業として、博多部エリア(福岡市博多区の大浜地区、御供所地区、奈良屋地区、冷泉地区全域を含むエリア)において、インバウンドを対象に、マーケティングから新たなコンテンツ・プレイヤーの創出、効果検証までの一連のサイクルを実施しております。
見土呂フルーツパーク再整備事業をDBO方式にて 受託し、計画から管理運営までを一気通貫で担う
「みとろの丘」は、1990年代後半に竣工した市営農業公園の再整備事業。10万平米を超える敷地には、植物園として利用されてきたガラス温室や、果樹園、農場などがあり、展望台からは「ひと・まち・しぜん」を基本理念とする市を象徴するような風景が一望できます。
公園はとても丁寧に維持されていましたが、竣工から20年以上が経過してガラス温室の加温設備などの老朽化が進み、また、ライフスタイルの変化と共に時代のニーズとのズレが生じていました。
事業の骨子は「あるものは活かし、ないものは最小限でつくる」こと。時代の少し先へとアップデートする。小さくつくり大きく育てる。いままで鑑賞するしかなかった場を開き、より体験的な価値を提供していくことを目指し整備しました。(2024グッドデザイン賞/公共施設 )
高松市屋島山上交流拠点施設 「やしまーる」指定管理事業
2022年8月に開業した屋島山上交流拠点「やしまーる」の運営管理業務。高松市が策定した「屋島活性化基本構想」の具体的施策・事業のうちの一つとして構想・設計されました。
観光的な側面と文化的な側面を併せ持つ屋島の情報発信拠点として、ホールや広場なども備え、イベントやマルシェなども開催しています。香川大学や地元企業との商品開発やオリジナルビールの販売など、今までにない指定管理のスタイルに挑戦しています。
「Umi to Taico せとうち太鼓の鼻ヴィレッジ」のリニューアル設計・運営
施設の老朽化や利用者の減少などにより閉業していた「庵治太鼓の鼻オートキャンプ場」(高松市運営)を、民間目線で「Umi to Taico せとうち太鼓の鼻ヴィレッジ」としてリニューアルオープン。コンセプト設計から施設デザイン施工、イベント企画、運営までを担当。地域事業者との連携や環境保護にも積極的に取り組んでいます。
アーティスト・イン・レジデンス「ikibase」の運営
長崎県壱岐市で、アートの島としてのコンテンツを造成。島内におけるコミュニティ形成、アート事業のディレクション、島外からの観光誘客促進を目的とし、海外からのアーティストが滞在し、作品を創作できる場を提供するアーティスト・イン・レジデンスを運営しています。地域と海外との懸け橋となり、地元地域との新しいつながりや発見を創出いたします。